ダカールで商売を。

日本の良さは西アフリカへ伝わるか?セネガルにて小売店を経営。つくり手と買い手をつなぎます。

上陸!ンゴール島

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海藻からゼリー作り第二弾です。

手軽な島スポット「ンゴール島」 。
今回はこの島にゼリー試作用の海藻を採りに行きました。

 

取り組みを始めた経緯は以下の記事からどうぞ。

 

senegal-business.hatenablog.com

 

ンゴール島はダカール北部にある「ンゴール」という最近ではナイトスポットとして人気の地区からすぐ近いところに浮かぶ島です。

面積は0.1kmほど。小一時間ほどあれば歩いてまわれる本当に小さな島。

島内にはコテージもあり、何人かで止まってのんびり泊まることもできます。

ちょっとした散策をするもよし、知人らと宿泊して楽しむもよし。ダカール中心部からでも一時間とかからうすぐ行ける手軽な気晴らしスポットです。

 

ンゴール島への行き方と様子

ダカール北部、ンゴールの浜辺に行きます。
具体的場所としてはレストラン「La Cabane du Pêcheur」をグーグルマップなどで検索して探していくといいでしょう。その裏手が浜辺になっています。

 

②島への渡り船にのる

浜辺の真ん中辺りに船の乗り場があります。ほうっておいても歩いていると地元の方が声をかけてくると思います。

  • 料金は往復500XOF。乗船時に支払いし帰りは船に乗り込むだけ。
  • 間隔としては大体30分前後。ある程度乗船者が集まったら出るかたちです。
    ちなみに朝は8時から夜は23時まで運航してるとのこと。
  • サンダル、短パンを推奨します。船に乗る際に海に少し入らなければならないため、濡れます。

乗船後、5分もしないうちに島の南岸に到着します。帰りも同じ浜に行くと船をひろえます。

 

島は南岸に2つのビーチがあり、これらのビーチではちょっとした海水浴や日光浴が楽しめるようになっています。

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北岸は、特になにかあるわけではないですが、岸壁にベンチがありアート作品を売っている人やジャンベ(太鼓)を体験できるところがあります。

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海藻採集ときどきウニ

さて、肝心の海藻採集です。

まず最初のお目当ては「トサカノリ(の一種)」

刺身のツマや海藻サラダとして日本では食べられており、過去にはセネガルから日本へ輸出もしていたそうです。

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採集したトサカノリ。

採集といっても、このように浜辺に落ちているものを拾っていくだけ。

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現地の方にとって海藻は何の利用価値もないので、せっせと拾っていると「何をしているの?浜辺のそうじ?」 と不思議そうな表情で話しかけられます。

 

トサカノリの次は「オバクサ」です。

日本ではテングサの一種として数えられます。

岩場に行くとたくさんのオバクサとみられる海藻が!

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岸一帯にはえているものの一部を少し波に注意しながら採取していきます。

 

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なお、岩場にはオバクサのような紅い海藻だけでなく、緑色の海藻(緑藻)もはえています。海苔とか作れたらいいんですけど。 

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そしてここで発見が!なんと海藻の傍らには大量のウニが!
少しわかりづらいですが、黒いのがウニです。

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とても多くのウニがあり、海藻を取ろうと海に入ったときにトゲに注意せねばならずとても苦労しました。

 

日本人である自分としては、海藻を採りながらも

このウニを使って、飽きるまでうに丼を食べれないか?

という妄想をどうしてもしてしまいます。

 

ダカールでウニ食体験

余談ですが地元の方はこうしたウニも食べません。

が、ンゴール島の辺りのレストランでは外国人向けにウニを出してくれます。私たちも以前、ウワサを聞きつけて一度ウニを食べに行ったことがあります。

向かった先はアルマジという場所。
米国大使館のすぐ先にある「Plage de la pointe des Almadies」の辺り。

 

 

いくつかレストランがあり、話すとウニを出してくれます。

 

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地元の方も食べないため、価格もかなり割安。

しかし!この時食べたウニは正直まったく美味しくありませんでした
ウニが焼いてありほぼ炭化しているような形だったので、炭の味しかしませんでした・・・。

しかしウワサに聞くと、生のウニを出してくれるちゃんとしたお店もあるとのこと。
いつか醤油を片手に再チャレンジしたいですね。

 

乾燥をさせて天日干し

さて、採ってきた海藻はそのままでは腐ってしまうため、洗ったのち日に晒して乾燥させます。

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何日か天日干しと洗浄を繰り返すと段々と色が抜け、白くなっていきます

 

さて、これらを使ってゼリーはできるのか?

最初のトライアルの模様はまたこんど。