ダカールで商売を。

日本の良さは西アフリカへ伝わるか?セネガルにて小売店を経営。つくり手と買い手をつなぎます。

職人技を多くの人に。

JICAのセネガル事務所におじゃましてきました。

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今回の目的はある青年海外協力隊員さんとの打ち合わせ。

ある地方の手工芸組合に配属されている方から、その場所の色々な職人さんが作ったアクセサリーや雑貨を紹介していただきました。

 

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お話を聞かせて頂いた隊員さんの任務は、こうした技術を持つ職人さんたちを企画や販促を通してサポートすること。

現地の方々は確かなものを作ることができるにも関わらずニーズに合った商品を作ったり、それをうまくPRすることがとても苦手だそう。

そこで、経験豊富なボランティアの方がそこを支えて、様々な提案をなさったり働きかけをされているそうです。

 

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ただ課題としてあるのは、いくら素晴らしい新商品ができてプロモーションの素材ができても、首都ダカールに「売り手」がいなければもっとも多くの潜在顧客がいる場所で売ることが難しいということ。

こうしたボランティアの方は自ら営利活動をすることはできません。また現地の方がダカールに来てアピールしてまわるのももちろん難しいでしょう。 

そこで、首都に店舗を構える予定の自分たちがなにかお役に立てないかな?と。

私たちが「売り子」になって商品の魅力をうまく伝えていければいいのではないか、と思ったわけです。

そしてこれが以前の記事に書いた通りまさに自分がやりたいことの一つ。

 

senegal-business.hatenablog.com

 

 

現地の方が作り、協力隊員が支え、私たちが売る。

 

このうちの誰が欠けても上手くはまわっていきません。だからこそ意味があるのかな、と。

そしてうまく商売としてまわっていけば、当然現地で一生懸命ものをつくる方たちの生活が良くなっていくのです。

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売り手の私たちとしては、遠隔にいる職人さんへ逐次フィードバックをして、わかってもらって反映してもらう、というのは簡単なことではありません。

日々のオペレーションもある中で正直そこまでするのは難しい。。。

ですがそこに日本語もわかり経験もある協力隊員さんがいればこんなに心強いことはないのです。

継続的な収入が任期終了後の継続的な活動につながれば、隊員さんの努力をずっと活かすことができるかもしれません。

 

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そんな中、今回ご紹介いただいたものが予想以上に素晴らしくてびっくりしました。

自分たちも商売としてやるので、まだまだ細かい検討は必要です。我々は共同経営なので私の意向だけでなく、パートナーの意見も聞いていかねばなりません。

でも、ぜひ前向きに考えていきたいと思いました。

 

なによりも個人的にとても欲しくなったので、次回は自分用に買いたいと思います!